書を深めれば深めるほど…
誰もが忘れがちな基本的なことこそが大事であるということを切に思います…
書は技術では無く心…
20年間毎日聞かされた師匠の言葉ですが今も一筆ごとに師匠の声が聞こえてきます…
漢字というのは素晴らしい文化です。
1文字で思いを伝える…
まるで目と目でお互いの全てを知ってしまうような恋の出会い…
自分の書にもそんな思いを感じて欲しいなと思っています…
半紙という限られた空間でどれほど立体的に自分を感じていただくことができるか…
しかし…自分を表現をしようとすればするほど漢字を楽しめなくなるのではないか…
そのせめぎ合いで成り立っているように思えます。
まさしく恋…
そんな私の書への片想いも感じとっていただけたら嬉しいです。